リストラで年収700万円の職を失った元工員。現在は主任として店舗運営に従事

現在の業務を教えてください。

現在は、一応主任という役職をいただいて、店舗の運営を任せられています。

主にな業務は受付業務、女性対応、売上の管理です。

スパークグループに入った経緯は？

前職では重機製造の工場でブルドーザーを作っていました。当時は北京オリンピック前のインフラ整備で重機が必要ということで、けっこう景気が良かったんです。年収は700万円くらいだったでしょうか。でも北京オリンピックが終わると全く仕事がなくなり、さらにリーマンショックの影響もあってリストラされてしまいました。

求職中、風俗雑誌に載っていたアルバイト募集の広告を見て、3店舗ぐらい面接を受けて、最終的にスパークグループに来ました。

スパークを選んだのは、やっぱり面接担当者の人柄ですかね。当時の梅田店の店長でした。特に何がというのはないのですが、フツーにいい人かなと。直観的に「この人は悪い人」ではないというのはすぐに分かりましたし。他のお店は、いやもう感じが悪かったです（笑）。上から目線というか。

お金にはこだわっていなかったですね。生活に不自由しなければいいかなという漠然とした考えだけでした。

「そのスジの人」「いい加減な職場」。実際に働いてみると組織としてちゃんとしてた

実際に入社してどうでしたか？

それまで風俗で働いたことは全くなかったのですが、若い頃はだいぶ風俗遊びをしていたので風俗の知識は一応ありました。「やっぱりそのスジの人がいるのかな」とか、やっぱり怖いイメージは持っていましたね。あと、いい加減な職場っぽいなと。

実際に働いてみると、組織としてちゃんとしていると感じました。例えばスタッフの服装とか、見た目とか、お店の雰囲気とか。見た目は大事じゃないですか。今でも他店にリサーチに行くことがありますが、「あー、ここの店はちゃんとしてないな」と感じることは多々あります。

良かったと思うのは、いい先輩に巡り合えたことです。職場は工場しか知らなかったので、パソコンやインターネットにも縁がありませんでした。先輩に丁寧に教えてもらいながら、新しい知識や経験をたくさん得ることができました。勉強する柄ではないですが、自然と自分でも勉強するようにもなりましたね。

あと、ガラが悪いお客様が来られて、アタフタしていたら自分の前に立ってくれたりとか。先輩には恵まれていたと思います。今は、新人スタッフがややこしいお客様の対応に苦戦してたりしたら、自分が対応します。上手くできるかは自信ないですけど（笑）。

また何かに困っても、とりあえず相談できる上司がいるというのは心強いです。

相談したことは、きちっと対応してくれますから。

「今日はこれだけ売上がいったね!」。一緒に働くメンバーとの一体感が嬉しいし楽しい

働いていてうれしかったことを教えてください

自分自身のことですが、8年もいるということは、相性がいいと思いますね。具体的にどこが言えと言われると困りますが（笑）。今、楽しいですからね。楽しいことができている。成績を上げることが楽しいですね。売り上げを上げる＝働きに来てくれている女性も潤う。

「今日はこれだけ売上がいったね！」とか、一緒に働いているメンバーとの一体感。喜びが共有できるというのがうれしいことの1つです。

あと、本当に困っている女性が面接に来られて、助けてあげられた時のことですかね。旦那さんがお金を全部持って逃げてしまって、子どもだけ残されて、「明日食べるお金もないんです」って来られたんです。

初めての風俗ワークということだったので大丈夫かなと思ったんですが、接客方法の説明から積極的に仕事を付けていったり…。その方は今やランキング上位常連の売れっ子になっています。お子さんは大学も出してあげたらしいです。今ではかなり稼いでいますね。でもその方はスタッフに対する感謝も敬意も忘れず、言葉にしてくれる。そういう時は、こっちとしてもうれしいですよね。

スパークグループはまだまだ成長する会社。私自身は…今のままで充分満足（笑）

仕事に対する哲学って何かありますか？

哲学かどうかは分からないんですが、仕事で学んだことは「人に優しく」、ですかね。自分自身まだまだできてないけど。僕らの若い時代というのは、教育でも仕事でも厳しかったじゃないですか。でも今の時代、厳しくしても誰も付いてこない。時代も変わってきているし、感情的になって怒っても何も解決しないですよね。

それを心掛けるようになってからは、前よりは人が寄って来てくれるようになりました（笑）。

将来の目標は？

スパークグループは、これからまだ成長する会社だと思います。常に大きな変化があるし。常にいろいろ良くなってきてます。その中で私自身は…ポジションは今のままでいいですね。現状で十分満足してます。野心がないんです（笑）。